大統領選2

開票から2日、まだ決まらない。

郵便投票の多さと激戦州でどちらにも当確が出せないなんてすごい接戦だ。

ただ、ここにきて見えてきたのが民主主義アメリカの良心だ。最後の1票まできちんとカウントして、国民みんなで大統領を選ぶんだ、という姿勢。

連邦裁判所もそうした命令を出して、vote countを止めようとするトランプ大統領を制止。選挙不正を一方的に語るトランプ大統領の会見も途中で放送しなくなった放送局が大半だというニュースもみた。

悪あがきが激しくなってきたトランプ陣営を見ていると、大人しいように見える中道派バイデン氏の良さが見えてくる気がした。

まだ結果はわからないが、明日こそこの宙ぶらりんな感覚にピリオドがうたれるのだろうか。

大統領選

明日はついに大統領選。

4年前の衝撃的なトランプ勝利から、結果がわかるまでどちらが勝つのかさっぱりわからない。

バージニアは民主党のブルーステートだけど、ちらほらと家の前にTRUMP &PENCEのプラカードを立てている人もいるし、先日は車にトランプのフラッグを立てて、クラクション鳴らしながら隊列くんで走っている車たちもみた。

トランプに対抗する候補としてバイデンさんというのもだいぶ決め手にかける。もっと年齢が問題にならないような候補はいなかったのか。民主党の層の薄さも否めないと思う。

一方で、アメリカの内陸や南にいくとグローバルなんてどこふく風、古き良きアメリカの生活さえ守れればいい、という地域も少なからずあり、トランプの主張はわかりやすいし、大統領選は人格投票なわけじゃないから、経済をよく回したトランプに1票という人もたくさんいるのもわからなくはない。

どちらに転んでも、これだけ分裂しているアメリカ。暴動が起こることが予想されていて、Georgetownを散歩していても店のガラスや扉にバリケードで防御しているところが目立った。

さぁ、どうなるんだろうか。

秋晴れと言葉とストレス

長男がオンラインクラスでも先生の言っていることをだいぶききとれるようになってきた。

まだまだ片言だけど、率先して手を挙げて発言しようとするし、足し算、引き算も2桁、3桁と難しいものもできるようになってきた。走るのもすでに私より早くなりつつあるし、日本語の絵本も自分である程度すらすらと読めるようにもなってきていて、とっても成長を感じる。

一方で、もっと長い文章で英語を話せるようにならないと、とか、もっと丁寧な言い方をしてほしい、とか奇声を上げるのをやめてほしかったり、すぐ兄弟喧嘩するのをやめてほしかったりと期待が高まるからこそ、当たり前にできて欲しいことも増えてきた。

 

夜にテレビを見せた時のこと。約束した時間で消すところまではできたけど、そのあとリモコンを投げて壊してしまった。

すごい音がして、自分でもすぐにしまった、って思ったみたいでバツが悪そうな顔して謝ったけど、しっかり叱って、何がダメなのか、どうすればよかったのかお話した。叱られて大泣きして、でも自分でも悪かったことを認識してこれからどうすればいいのか真剣に理解して胸に刻んだであろう表情に、自分の小さい頃の似たような経験を思い出した。

 

 

昼間、近くの公園まで秋晴れの気持ちいい中お散歩したときに長男が話してたことが何故か蘇った。週一回の日本語でのSing alongのクラスは日本語で簡単だから楽しいんだ、って。

やっぱり英語で、Speak upしなきゃいけない環境は子供ながらに負担を感じているのだな。その負担を子供ながらに明るく前向きに乗り越えていっている長男のたくましさと、子供ながらに抱えている痛みに胸がくるしくなった。

誕生日プレゼント

何が欲しいと聞かれても、物欲がないために何も思いつかない。

コロナ禍でデイケアもお休みのいま、欲しいのは自分の時間。一日なくてもいい、数時間でいいから誰にも邪魔されずに本が読める時間が欲しい。

そう思って家族にお願いしたが、結局全くとれなかった。

次男も自我意識が少しずつ芽生えつつあり、自分の思う通りに進まないとぎゃん泣きする。

眠い時にはひどくなり、ママ以外は受け付けなくなる。

誕生日くらい寝かしつけせずにゆっくり自分のために数時間使いたい。

それを子供がかわいくないのかなどというのなら、24/7自分のことは後回しで子供や仕事の要求だけに応える生活を経験してもらいたい。

ほんの少しの時間で余裕ができて、それが子供にも結果的には幸せを届けられるんだ。

子育てってそういう工夫の積み重ねだと思う

Global Conference完了

1年に1度の国際会議が終わった。

今回は200人以上がグローバルに参加することもあり、しかもリモートで、という新しいやり方であったこともあり、開催者として責任に押し潰されそうになりながら、なんとか成功させることができてほっとしている。

今回はアメリカ赴任して初めて、アメリカのチーム(みんな初めて)を指揮しての開催だったので、去年までとはまた違う苦労だった。

まず、何より動かない。本当に細かいところまで指示しないと人が動かないのだ。とりあえず走りながら動く、というのはこの国ではレアなんだろう。

あれ、お願い、みたいな日本的なツーカーでのイベント開催というのはないんだなというのを身をもってしった。

一方で、一度はまると驚くようなプロ意識でやってくれる。なんだろう、スイッチを押すやり方が違うんだなというのを感じた。

それはそのままマネージメントに求める能力にも現れている気がした。

こちらは部長クラスでもかなり細かい現場のことに詳しく、指示も細かくする印象。日本のように、そこは任せているから、というのがあまりないのだ。

だから同じ職で何年も、という人も多いし、逆にチームもそれが当たり前、という形に捉えている。

日本のようにいろいろな経験を積んでキャリアを重ねていくと、視野は広くなるという強みはある一方で、海外からみると専門性なく思われてしまうのだなというのを感じた。

人によって正解は違うとは思うが、違う分野の人たちをブリッジするところに強みがある自分としては、視野の広さを求める日本的なキャリアを追求したいものだ。

 

Drivers Licence

コロナ禍だったこともあり、ずーっとDMVが閉まっていて宙ぶらりんだった免許証。

3回目にしてよーやく申請完了。

ようやくアメリカ生活の基礎を押さえられた。

 

書類の期限切れで一度突き返されたけど、え、だって、コロナ禍で閉まってたのはDMVじゃないか、といっても規則で受け入れてもらえず。

もう一つの書類の期限切れが1ヶ月後に迫る中、DMVの予約も3ヶ月先まで埋まっていて、もうこのまま免許とれなくて運転できなくなるのじゃないか、と絶望的な気持ちにさせられた。

リアルタイムで更新される予約システムを、目を皿のようにして、近所のDMVだけでなく、Virginia全州のDMVに広げて執念で見つけた予約枠。

祈るような気持ちで申請に向かった今日。

また突き返されるのではと半分恐怖を感じていたけど、今日はあっさり受理された。

 

ほっとして膝から崩れ落ちそうだった。

外国人として生きるってこういうことなのかもしれない。

当たり前のように出来ることが限られていて、常に自分が何かできる権利があるということを証明していかなければならない、これはとてもエネルギーを消耗するし、緊張感が半端ない。

これが免許じゃなくて、ビザマターだったら?

赴任じゃなくて難民として来ているんだったら?

 

まだ私は恵まれた状況だけど、それでもとても辛く長い道のりだった。

 

移民の国アメリカでこうなのだ、翻って日本は外国人の受け入れどうなっているのだろう。

Reopening Phase 3 Day4

Virginia州がフェーズ3に入った週。

何が出来る様になったのかはよくわかっていないけれど、カフェは屋内営業が慣れてきた様子で、人も少しずつ増え始めている。

屋内営業が禁止されてるNYやカリフォルニアに比べれば経済活動は再開しているのかもしれないけれど、まだみんな様子見をしている感じで、本格的に使ったり、安心している様子はない。

相変わらずテレワークは強く推奨されており、長男の保育園も休園中。

 

今日は独立記念日で花火がたくさん打ち上げられていた。

普段よくみているワシントンD.C.のモニュメントでも盛大に打ち上げられていて、今年はCOVID-19があるし、ステイホームで家からテレビで鑑賞。

Black lives matter活動もまだ収まっていないし、来年はまた違う形でこの日を楽しめるようになってほしい。

 

考えてみると、独立記念日はDeclaration of independenceがサインされた日だと思うのだけど、その時でさえアメリカは割れていた。

植民地側ご一致団結していたわけではなく、イギリス側を支持している人もそれなりにいたという。

入植した白人でさえそうなのだから、さらにプランテーションで連れてこられたアフリカからの奴隷、その人権をめぐる南北戦争、そしてさらなる移民。

アメリカは常にevolveしてるともいえるし、根っこはずっと変わってないともいえる。

 

翻って今年の大統領選はどうなるのだろうか、興味がある。

少なくとも、アジア系にとってトランプは自分たちをrepresentしてるとは思えないだろうし、BLM活動を支える人たちもそう思えないだろう。

でも逆に南部中心としたトランプ支持層は彼のわかりやすい言動により支持を強くするんだろうな、と思う。

 

トランプが大統領に選ばれるということはアメリカの覇権の終わりだということなんだろう。

アメリカの目線がどんどん低くなり、自国を守ることのみに心血を注いでいるという印象が日に日に強くなる。

 

各国が自国ファーストになる時代。

でも経済や環境問題含めてissueはグローバルになっている時代。

Win-winになるよう長期的思考、ビジョンが問われている。