Global Conference完了

1年に1度の国際会議が終わった。

今回は200人以上がグローバルに参加することもあり、しかもリモートで、という新しいやり方であったこともあり、開催者として責任に押し潰されそうになりながら、なんとか成功させることができてほっとしている。

今回はアメリカ赴任して初めて、アメリカのチーム(みんな初めて)を指揮しての開催だったので、去年までとはまた違う苦労だった。

まず、何より動かない。本当に細かいところまで指示しないと人が動かないのだ。とりあえず走りながら動く、というのはこの国ではレアなんだろう。

あれ、お願い、みたいな日本的なツーカーでのイベント開催というのはないんだなというのを身をもってしった。

一方で、一度はまると驚くようなプロ意識でやってくれる。なんだろう、スイッチを押すやり方が違うんだなというのを感じた。

それはそのままマネージメントに求める能力にも現れている気がした。

こちらは部長クラスでもかなり細かい現場のことに詳しく、指示も細かくする印象。日本のように、そこは任せているから、というのがあまりないのだ。

だから同じ職で何年も、という人も多いし、逆にチームもそれが当たり前、という形に捉えている。

日本のようにいろいろな経験を積んでキャリアを重ねていくと、視野は広くなるという強みはある一方で、海外からみると専門性なく思われてしまうのだなというのを感じた。

人によって正解は違うとは思うが、違う分野の人たちをブリッジするところに強みがある自分としては、視野の広さを求める日本的なキャリアを追求したいものだ。