COVID-19 Stay at Home 29th Day
次男の熱がさがり、ママ抱っこじゃないと泣いちゃうものの、笑顔や食欲が戻ってきて少し緊張がほぐれる。
少し赤いポツポツが出てきたのでおそらく突発性発疹だろう。長男の時は熱がそこまで上がらなかったけど、不機嫌がひどく1週間ほど続いたので覚えている。
とにかく落ち着いてきてよかった、このまま完治してくれますように。
ここ数日はこの次男の体調で落ち着かなく、またずっと抱っこしているからたくさんのことができないままで、productiveとは程遠い日を過ごしていた。
頭では次男の回復にまさる優先順位のものはないのだから、とわかっていても、なかなか生産性の思いが頭をとらえてはなさない。
これは大人になってからの悪い癖なんだと思う。私だけではなく、現代では多くの人が生産性を求めている。仕事はもちろん、それ以外の時間もいかに効果的に、実り多く過ごすのかが常に問われている気がする。
でも、必ずしもそれは正解じゃないのだ。
子供が嬉しそうに笑っている、野生動物との遭遇を楽しむ、暖かい日向でピクニックする、そうした人間らしい生活って必ずしも生産性と結びついていない。
コロナ禍を乗り切るために各国リーダーたちが様々なメッセージを出している。危機を乗り越えるリーダーシップをみせる人、優しさをみせる人、それぞれの思いを投影したメッセージには人間性が見えてくる。
エリザベス女王のスピーチは王道ながらいいたいことをすべてカバーしていた。
https://www.bbc.com/news/uk-52255054
イースター、復活祭にあわせて生と死に思いを馳せる。生きていることに感謝、家族や親しい人を亡くした方への悲しみに気持ちを寄せて、弱きを助けるべく手を伸ばし、これからの世界をよりよいものにしたいと思いを強くする。
最前線で戦っている医療従事者、小売の人々、レストランなど異常事態ながら食べ物を届け続けている人々、郵便局で対面対応を続けている職員のみなさん、ワークフロムホームができずに、コロナにいつかかってしまうかもしれない恐怖と背中合わせで働いてくれている方たちへの畏敬の念を忘れないでいたい。
これからの不安定な時代を生きていく上で、生きることへの根本的な感謝の念がすごく大事になるんではないか。