COVID-19 Stay at Home 51st Day

AmazonのQ1 resultsを見る。

 

Cash flowをとにかく重視している、という意思が感じられる。Operationg cash flowがPositiveで、InvestingとFinancingでマイナスになっているのはNetflixと真逆で面白い。

PLを見ると、売り上げは増えているものの、コストはさらに増えており(COVID-19対応、追加雇用にSocial distancingを保ったプロセスへの変更、給与のHourly rate増加などに伴うものと思われる)、利益を創出しているわけではない。

ただ、雇用を生み出しており、今後続くNew NormalのPlatformになっていくだろうことを思えば、一時的コストも将来回収できるのではないか。

Cash flowで長期戦を見込んで戦略的に動いていると思わされたのはMarketable securitiesが増えていること。DOWは3月下旬には下がっているので、COVID-19で世界的に株価が下がっている時を見はからって買っているのは、抜け目がないというか。優秀な会社だ。

AmazonはGlobalではあるものの、売り上げの過半は北米に偏っているのが意外だ。AWSは順調に伸びてきており、これを足掛かりにしてGlobal化を進めるのだろうか。

Amazonは総じて、本業でしっかり稼ぎ、AWSやPrimeなどの新規事業にReasonableな投資をして、余剰資金は運用するという財務的には堅実な組織のようだ。

実店舗なしの本業を中心としながらも、Whole foodsなどを買収していることもあり、Physical Storeでの売り上げもOnline売り上げの10%以上もあるのには意外だった。

AWS、Subscription serviceをこれから伸ばしたいところなんだろう。

 

ところで、Amazonは今後の生活のPlatformになろうと考えているんだろう。

雇用も生み出しており、Essential business全般に深く食い込んで、さらにエンタテイメントまで領域を広げている。

高齢化になれば買い物も大変になるから、家まで届けてくれるのは助かるし、Onlineで様々なものにつながることによる情報を活用して新たなサービスにつなげるという点でも優れていると思う。